主体性を持った患者として

美容整形の施術を考えるきっかけは何でしょう。いろいろあるでしょうが、そのかなりの部分が「周囲の目を気にして」というものではないでしょうか。つまり、「どうも周囲の人にきれいだと思われていない」、「周囲の男性にもてない」というような理由です。
誰しも自分の外見が周囲の人たちにどう見られているかは気になるところ。「もっとよく見られたい」ということで、「美容整形でも」という気持ちになることもあるでしょう。でもここでよく考えてほしいのです。まず、「周囲がこんな風に見ている」というのは事実なのでしょうか。特に自意識の強い人は、良かれ悪しかれ必要以上に自分が注視されていると感じてしまう傾向があります。けれど実際の話、大方の人にとって他人のことなどどうでもいいことなんですよね。だから「周囲の目」というのが自分の思い込みに過ぎないという可能性もあることは頭へ置いていた方がいいです。
また、その「周囲の人」というのも一体何人いるのでしょう。実はごく限られた範囲の人たちの評価を気にしているのに過ぎないのではないでしょうか。そして、「自分の容姿に難がある」という自己評価自体間違っているのではないか、その点は特によく考えてほしいですね。つまり「主体性」を持って判断できるようになるべきだと思うのです。

美容整形で幸せになるために

自分にとって「美しい」とは何なのか、美容整形を受けて本当に幸せになれるのか、そこまで深く考えることができる人こそ「主体性」を持った患者と言えます。
なぜここまで「主体性」にこだわるのかと言うと、一般の医療と美容整形の医療の大きな違いが、結果に対しての評価に各人の主観が大きく働くことです。結局のところ、「何が美しいか」を決めるのは主観、あるいは「好み」が左右します。つまり百人百様なのです。確かに時代によっての「スタンダード」な「美人・美男」のイメージというのはありますが、世の中単純ではなく、やせている人を好きな人もいれば、太っている人を好きな人もいます。だから最終的には自分が一番自分らしい姿を見つけ、その中で個性を発揮していくことが「幸せ」につながるのではないでしょうか。美容整形はその「幸せ」を手に入れるための手助けをするものぐらいに考えるべきでしょう。
自分なりの「個性」を発揮できる「外見」をイメージし、もし美容整形でそれが手に入る可能性があるのなら、そこで初めて美容整形へ足を運ぶことを検討してみたらいいと思います。「美容整形へ行きさえすれば全てが解決する・違う自分を手に入れることができる」、そのような安易な考えでは施術後に新たな悩みが生じることもあるでしょう。

医療機関と信頼関係を築く

美容整形へ足を運ぶ決断をしたら、次には「よい美容整形・美容外科」、「よい医師」を選択します。その方法については「病院・医師選びのポイント」に記しています。
自分の行くクリニックを決めたら、担当医師、クリニックのスタッフなどと信頼関係を築く努力をしていきましょう。まず、よい患者になることです。クリニックの決まりごとはきちんと守る、節度を守りながらもしっかりとした受け答えをするなど、施設の側としても気持ちよく応対のできる患者になりましょう。
美容整形・美容外科の医師は、特に美容外科の分野は通常緊急性のないものですから、だからこそ施術などに伴う情報に関する説明責任は十分果たす義務があります。と言っても、そこは人間同士のコミュニケーションなので、患者の方が高飛車な態度で説明を求めてもいけません。このあたりの配分が案外難しいんですが、医師の気分を損ねない程度に、しかし尋ねるべきところはしっかりと尋ねるような「節度を持った」態度を守りながら、自分がいかに真剣に美容整形に取り組んでいるか感じさせるようにしたいですね。もちろんこれらは全て、いい医師・いい施設であることを前提とした話ですが。