セカンドオピニオン
美容整形における「セカンドオピニオン」について考えてみます。信頼できる医師・医療機関が見つかれば、当然そこの医師・スタッフとの信頼関係を築きながら、しっかりした意思を持って施術やアフターケアにのぞまねばなりません。軽々にクリニックを変えたりすることを検討したりすべきではないのですが、場合によっては担当しているクリニックの対応に疑問が生じる場合もあります。そのような場合、「セカンドオピニオン」を求めるのは患者として当然すべきことでしょう。そもそもカウンセリングの段階で、複数のクリニック・医院に足を運び、セカンドオピニオンを聞いておくべきだという意見も多いのです。
ただ、日本では美容外科に限らずセカンドオピニオン自体をまだまだ求めにくい雰囲気があるのも事実。しかし一番大事なのは患者の、つまり施術を受ける自分の体のはずですから、日本人も抵抗なくセカンドオピニオンをとれるようになりたいもの。
ところでセカンドオピニオンというのはどのようにして受けられるのでしょう。ただ単に他の医療機関へ行けばいいというものではありません。担当の医師に「他の期間へセカンドオピニオンを受けに行きたい」旨を告げて紹介状をもらい、検査結果の資料を携えて他院を訪れるのが基本的なやり方です。日本では医師側にもまだまだセカンドオピニオンを歓迎しない人もいると思います。しかし、一番大事な患者の権利のために、この制度はどんどん定着させねばなりません。
施術の時間だけが美容整形ではありません
美容整形の施術を受ける患者として心に留めておかねばならないのは、「期待を大きくし過ぎないこと」。美容整形・美容外科の施術は魔法でも何でもありません。施術が終わった途端に「新しい自分に生まれ変わる」わけではないのです。施術が終わった瞬間から「新しい現実が」始まります。施術前からその現実をしっかり見据えて、具体的な対策を考えておきましょう。
様々な現実の一つとして、まずダウンタイムの問題があります。ご存知のようにダウンタイムとは、術後のダメージが回復する期間を指します。プチ整形の中にはダウンタイムのまったく、あるいはほとんどないものもありますが、大方の施術後は一定期間のダウンタイムがあります。その中で予想より長引いたりするようなことがあるかもしれませんし、痛みとかが再発するような可能性もゼロではありません。そのようなケースに、即座に対応してもらえる医院であるかどうかも知っておかねばなりませんし、ダウンタイム内の予想された症状であるなら、焦らないことも大切です。
また、美容整形施術の多くは、一定期間が過ぎれば効果が無くなってきます。そのとき、どうするのか、再施術を受けるのか、そんなことも考えておくべきでしょう。
そして周囲の反応。理解してくれる人が周囲に多ければいいですが、好奇心や揶揄の気持ちで見る人もいるかもしれません。たとえそんな人たちがいても、自分で選択した道ですから、毅然とした態度でいるだけの精神力は持っていたいものです。
美容外科と健康保険
多くの人がご存知だと思いますが、ほとんどの美容外科の施術には健康保険が使えません。これは通常の美容外科の施術対象が病気の治療ではないためです。だから美容外科の施術は「自由診療」で、施術の費用は各病院・クリニックによってかなり差が出るという状況になっています。言い換えれば「自由診療」の制度は、医師やクリニックにとって実に魅力的なビジネスとなりえるわけなのです。ただ、美容外科で扱っている診療科目の中にも、形成外科でも扱うような科目は健康保険がきくものがあります。例を挙げれば、先天性の母斑や腋臭症などです。
このように健康保険制度という面から見ても、微妙な立ち位置にある美容整形という分野は、ある意味実に興味深いものです。美容整形を受けようと検討しているのであれば、それをきっかけにしていろいろと学んでみてはどうでしょうか。単に「~の施術を受けて、きれいになった」で終わるのではなく、体の仕組み、医療機器の仕組み、薬の効果など、専門家になる必要はないとしても、「美容整形」を中心に置くと、多くのことが学んでいけそうです。
やっぱり人間、生きている間はずっと美容のことも大事にしたいもの。それだからこそ、いろいろ知って、美容整形も生活を豊かにするための選択肢の一つとして有効に利用できれば言うことありません。
